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深夜のラジオ番組で登山家の田部井淳子さんのお話を聞きました。
女性だけでエベレスト登山を目指した時の事。
その為の人集めで休日の登山途中に、ザックを背負って歩く後ろ姿から「この人はイケル」と感じた人々に声を掛けて仲間を集めた事。
けれどその時どの人も必ず「あぁ、行きたい」「私も行けたらと思っていた」と返事が返ってくるが、次に必ず「私の体力じゃ無理」「行きたいけれど資金が無い」などなどと否定的な言葉が続いた。
けれど、そうじゃない「本当に行きたい!登りたい!と思う気持ちがあるかどうかだ」特別な体力や能力が必要な訳ではなかったと。
その後、開国したブータンの国の山を登る許可を多くの希望者をよそに、初めて手に入れた時の事も。
ブータンの国の山を登りたいと幾度もその国に手紙を出し続けていた田部井さん。ある国際会議に出席した時にブータンの民族衣装を着た人を見かけて、その人に駆け寄り「これこれで何の返事ももらえない状況だけれど、誰かその窓口になる人を紹介してもらえないですか」と尋ねた。
「何時何時どこそこへ」と言われ行ってみると、その人へ多くの国の人が流暢な英語で登山希望を訴えていた。それを横で聞いて自分のブロークン英語ではこの気持ちを伝えるのは無理だろうと思った。けれど自分の番が来てそれまでの手紙や気持ちを訴えると、どこの国のどのグループでもない「田部井さんに最初の登山を許可します」と言われた。
何故かと驚いて聞くと、「会議場で民族衣装を着た自分に誰も声を掛けなかった。けれど、田部井さんだけが声を掛けて一生懸命登山希望を訴えた。だからだと」流暢な英語も何も必要ではない。どれだけ本気で自分がそれを望んでいるか、その気持ちの強さだと。
今年70歳になる田部井さん。何にでも好奇心旺盛で実に明るい方。知らない事は年齢関係なく教えを請う、出来ない事は出来る人に任せる。肯定的で前向き。だから大きな事が成し遂げられたのだろうと、とても楽しくお話を聞かせてもらいました。
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